就活,  思考

長期インターン戦記

"エンジニアの長期インターン"と聞くと、みなさんどんなイメージを持たれるでしょうか?真面目・志が高い・将来を考えているなどのイメージを持たれる方も多いかもしれません。自分で言いますが、僕は割と真面目です。宿題はちゃんとやるし、ズル休みもしません。学校のテスト勉強もしっかり3週間前くらいからやります。浮気もしないです。

一方で、昔から楽観的にぼんやり楽しく過ごしてきた人生で、将来も普通の会社に就職して普通に暮らすんだろうなあと思っていました。勉強もあまり好きではなくてやらなければいけないこと以外はやらなかったし、サッカーとかゲームとか飲み会とか...将来の志みたいなものは別になくて、楽しいことに打ち込む毎日を過ごしていました。

そんな自分にも焦りを感じる時期が来ました。大学3年生の時に大学院に進学しようと決めたんですが、周りが就活をしている中で「周りに比べて自分だけの秀でた才能がない...」と思うようになりました。長期インターンをやろうと決意したのもこの焦りがきっかけで、コロナ禍だからか応募メールを出しても全く返信がこない企業が多かった中、とあるIT企業に出会い、エンジニアインターンとして働き始めました。

入社当初は何もできない自分への焦りとか将来への不安とかそんなことばかり考えていたので、「とにかく自分に能力をつけないと、勉強しないと」と思って必死にやってました。最初は掲示板サイトを作る課題から始まり、初めてWeb系の言語に触れたりしていました。「雰囲気とかめちゃくちゃいいし、ここなら少しずつエンジニアとして成長していけそうだ」と安心したのをよく覚えています。しかしながら、そんな甘いものではありませんでした。入社して3週間ほどのまだ課題も終わっていないような時に、ゲームアプリを作ってリリースしようと言われたんです。「これで自分にもできることが増える、成長できる」と思った反面、いきなりすぎて正直ムリムリって思っていました。不安だらけでしたが、チームメンバーや優しい社内の方にたくさん教えていただいて無事作り上げることができて、もう何でも作れるんじゃないかというくらいには自信が持てるようになりました。

それからは時間はかかりながらも着々とエンジニアとしての仕事をこなしていけるようになって、複雑な機能を実装したり新しい技術を使用したりと躓きながら頑張ってました。さらには市場・ニーズ調査やユーザビリティを考える機会もあって、これが結構楽しかったです。単に要求通りのサイトやアプリを作れるだけではなくて、「本当に使ってもらえるものってなんだろう」とか「長く使ってもらうにはどうしたらいいだろう」と考えられるようになると、よりいいものが作れるような気がしています。この辺はまだまだ視野が狭いなと感じているので、今後も意識していきたい部分です。

こんな感じでエンジニアインターンとして約2年半の貴重な経験を積んでいましたが、数ヶ月前に卒業を迎えました。そして来年からは新たな一歩を踏み出してコンサルティング企業で働き始めます。

エンジニアインターンとしての期間は、挑戦と成長の連続でした。最初は自分に自信が持てず、未熟な自分に対して焦りや不安を感じることもありましたけど、周囲の方のサポートや励ましに支えられながら、少しずつスキルを磨いていくことができました。さらには、市場やユーザのニーズを考えたことで、実際に使われる価値のあるサービスを創り出すための視点や思考を身につけることもできました。就職先のコンサルティング企業で、クライアントの要求に応えつつ、より効果的なソリューションを提供できるようになるための自信になったと思っています。

これからの人生も学びの連続だと思いますが、経験を積みながら、さらなる高みを目指して努力し続けます。

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